日本一のお茶を決める「全国茶品評会」の出品茶審査会が8月22~25日、福岡県八女市のJA全農ふくれん茶取引センターで開かれた。玉露部門で、同市の生産者、倉住努さんが最高賞の農林水産大臣賞に選ばれたほか、同市は成績上位3人の合計点がトップの市町村に贈られる「産地賞」を23年連続で受賞した。
茶の生産技術向上と消費拡大を図るため、毎年、会場を変えて開かれている「全国お茶まつり」の主要行事の一つ。まつりの県内での開催は2005年度以来18年ぶりで、八女茶の発祥から今年で600年の節目を迎えることから会場に選ばれた。
審査会では、普通煎茶、かぶせ茶、玉露など8部門に20都府県から計832点が出品され、部門ごとに茶葉の形状や茶の香り、味などを審査。農林水産大臣賞など8部門で計248点が入賞した。
お茶まつりは10月まで開かれ、農林水産大臣賞の受賞者は同28日に八女市で開かれる式典で表彰される。