「道の駅おおむた」に授乳室 日本道路建設業協会が寄贈

 一般社団法人・日本道路建設業協会(東京)は、福岡県大牟田市の「道の駅おおむた」花ぷらす館に簡易設置型の授乳室を贈った。

 国土交通省が推進する子育て支援施策の一環で、同省は2025年までに道の駅のベビーコーナー保有率を50%超とする目標を掲げている。同協会は今後3年間で約150セットの授乳室の寄贈を予定しており、県内では今年度、道の駅おおむたのほか、道の駅歓遊舎ひこさん(添田町)にも贈った。


道の駅おおむたに設置された段ボール製の授乳室


 授乳室は段ボール製で、高さと幅各約2メートル、奥行き約1メートル、重さ約20キロ。広島県の業者が製作した。天井がなく、入り口はカーテンだけの構造で、既に設置された道の駅では利用者から「怖い」などの声が寄せられていることから、道の駅おおむたでは、天井を半透明のシートで覆い、入り口にはチェーンを取り付けるなどして安心して使えるようにするという。


 大森貴代美駅長は「授乳室の必要性は以前から感じていたのでありがたい。女性スタッフで使いやすいものにしていきたい」と話している。


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