相撲が盛んな福岡県宇美町の新しい町立相撲場が、宇美八幡宮隣の町有地に完成した。11月の大相撲九州場所では尾上部屋が稽古に使う。
これまでの相撲場は1983年にできたが、2021年にシロアリの影響で上屋が傾いているのが確認されたため、解体した。再建された相撲場は鉄骨造で、宇美八幡宮の屋根や壁と調和が取れた配色が特徴。総工費は2958万円で、このうち131万1000円をガバメントクラウドファンディング、764万円を個人や団体からの協賛金で賄った。
10月6日に完工式と土俵祭が行われ、安川茂伸町長らが土俵に昆布やするめ、神酒などを納め、安全を祈願した。安川町長は「町の宝である子どもたちの交流と成長の場、まちのにぎわい創出の場として、これまで以上に活用してもらいたい」と述べた。