理工系の人材育成で連携 筑陽学園と九工大大学院が協定

 筑陽学園中学・高校(福岡県太宰府市)と九州工業大大学院情報工学研究院(同県飯塚市)は10月20日、教育に関して交流、連携する協定を結んだ。

 大学情報の提供や、生徒が大学レベルの教育にふれる機会を設ける中高大連携、教職員研修などで相互に協力する。具体的には、中学生や高校生が理工系分野への進学意識が高まるよう、筑陽学園での授業について研究院側が専門的な助言を行うことなどを想定している。


協定を結んだ新田理事長(左)と坂本研究院長

 同学園で締結式があり、同大学院の坂本比呂志・研究院長は「子どもたちに自分たちの可能性を気づかせるだけでなく、教育者の能力を底上げすることにもつながる」と意義を協調。同学園の新田光太郎理事長は「連携を通して生徒が様々な経験をすることで進路選択にも役立つと確信している」と期待を示した。

 同研究院が中学・高校と連携協定を結ぶのは筑紫女学園中学・高校(福岡市)に続いて2校目となった。


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