田川市制80年を祝う 炭坑節合唱やタイムカプセル開封
福岡県田川市の市制施行から11月3日で80年となった。市は同日、市内の田川青少年文化ホールで記念式典を開き、市民ら約300人が参列した。
同市は1943年11月3日、旧後藤寺町と旧伊田町が合併して誕生。55年には旧猪位金(いいかね)村の一部が編入され、現在の市域になった。
式典は地元保育園児の和太鼓演奏で開幕し、司会を市立中2校の放送部員計4人が務めた。ボランティア活動などに取り組む115の団体や個人が特別表彰を受けた後、最後は同市のパフォーマンスグループ「田川創作炭坑節宗家 月咲SEED(サクシード)」が音頭をとり、会場の全員で炭坑節を合唱した。
また、式典では市制施行70年の際に小中学生が作文や寄せ書きなどを入れて保管されていたタイムカプセルを、当時中学2年だった大学院生が開封した。大学院生は「知人がいて、思い出がある田川のまちが大好きです」と話していた。