筑後市伝統の火祭り「鬼の修正会」 存続へ!担い手募る

 福岡県筑後市の熊野神社で2024年1月6日に奉納される火祭り「鬼の修正会(しゅじょうえ)」(県指定無形民俗文化財)の担い手不足を受け、市観光協会などが参加者を募っている。今回は初めて参加者が宿泊するホテルも用意しており、関係者は「このままでは存続が危ぶまれる。一人でも多くの人に祭りを体験してほしい」と呼びかけている。


2023年1月に行われた「鬼の修正会」(筑後市観光協会提供)

 鬼の修正会は、無病息災と五穀豊穣(ほうじょう)を願い、毎年1月に行われる。直径1メートル、長さ13メートルの大松明(たいまつ)3本に火が付けられ、締め込み姿の男衆が「刈又(かりまた)」と呼ばれる長い棒で大松明を支えながら境内を引き回す。火の粉や煙を浴びると、病気にならないなどの御利益があるとされ、毎年、多くの見物者でにぎわう。

 観光協会によると、3本の大松明で周回するには少なくとも80人前後が必要だが、地区住民の高齢化や新型コロナウイルスの影響でここ数年は担い手が不足。2023年1月の祭りでも参加者を募集したが、30人しか集まらず、大松明は1本しか引き回せなかった。

 今回は、県の新規事業「地域伝統行事お助け隊」を通じての参加者募集も行う。祭りが深夜に及ぶことから、観光協会や熊野神社宮総代会などは希望者にビジネスホテルを用意し、宿泊代を負担する。

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 20歳以上の健康な男性が対象で、定員は設けない。参加無料。参加者には当日使う鉢巻きとさらしをプレゼントする。希望者は12月25日までに市観光協会(0942ー53ー4229)へ申し込む。

 同総代会の城戸孝行会長(64)は「多くの人に参加してもらい、3本の大松明を出したい。以前のような勇壮な祭りを何とかして続けていきたい」と話している。


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