遠賀郡4町で電子図書館の共同運営スタート 蔵書1万冊に

 福岡県の芦屋、水巻、岡垣、遠賀の遠賀郡4町は12月21日、「遠賀郡広域電子図書館」を共同運営してサービスを開始する。

 事務局の水巻町によると、2021年に岡垣町が先行して電子図書館を開始。4町は昨年4月から協議を重ね、利用者の多様なニーズに対応するためには一定の蔵書数が必要であることや、各町の財政負担を軽減する観点から、岡垣町のシステムを改修して共同運営することで合意した。

 利用できるのは、4町の住民で居住地の町の図書館で利用者カードの登録をしている人。住民以外で4町内に勤務先や通学先がある人は、それぞれの町で電子図書館利用の手続きが必要になる。

 電子図書館のホームページから希望する電子書籍を申し込めば5冊まで貸し出され、自身のパソコンやスマートフォンなどで読むことができる。貸し出しは15日間で、期間が過ぎれば自動で返却される。

 岡垣町の約7000冊の蔵書に加え、今後10年間は他の3町が人口に応じて新たな蔵書を分担して購入する。蔵書数は計約1万冊を維持していく予定。


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