福岡市中央区大手門の簀子(すのこ)小の跡地に、病院や高齢者施設、体育館などを含む「りすのこスクエア」が完成し、12月20日、開業式典が行われた。2024年1月にグランドオープンし、施設の利用が順次始まる。
病院、高齢者施設、体育館
跡地は約8560平方メートルで、医療や介護事業を展開する桜十字とJR九州が開発を進め、2021年11月に着工した。「すのこ体育館」(3階建て)が先行してオープンし、地域住民に利用されている。
病院棟(9階建て)には、内科やリハビリテーション科を備え、慢性期や回復期の患者を受け入れる「桜十字大手門病院」が入り、介護型の有料老人ホームを併設する。高齢者施設棟(13階建て)にも自立型の有料老人ホームが整備される。
体育館や芝生広場(約3000平方メートル)は、地域行事での活用のほか、災害時には避難所や避難場所として利用される。
開業式典で桜十字グループの西川朋希代表は「地域との対話を大切にしながら、住み続けたい場所にしていく」とあいさつ。JR九州の古宮洋二社長は「地域のランドマークとして、人々が集う場所になってほしい」と期待を寄せた。