来年のパリ五輪ボクシング男子57キロ級への出場権を獲得した北九州市小倉南区出身、専修大4年の原田周大選手の激励会が12月23日、小倉北区のホテルで開かれた。原田選手は「必ず金メダルを獲得する」と誓った。
原田選手は小学6年の頃、地元の「HKスポーツボクシングジム」でボクシングを始めた。豊国学園高(門司区)時代には、国体準優勝などの戦績を残した。専修大に進み、スタミナとスピードを武器にリングを広く使うスタイルを磨いた。今年9、10月に中国・杭州で開かれたアジア大会の男子57キロ級で決勝に進出し、パリ五輪への切符を手にした。
激励会は豊国学園同窓会が主催。原田選手は学園やジム関係者ら計約200人に拍手で迎えられ、花束などを受け取った。武内和久市長も出席し、「市民、街全体で応援していきたい。パリで旋風を起こしてほしい」と激励。原田選手は「パリ五輪に出場できるのは今まで関わってくれた方々の力添えがあってのこと。これからも応援をお願いします」と呼びかけた。
原田選手を指導したHKスポーツボクシングジムの桑原秀彦会長は「子どもの頃から一生懸命に練習に取り組む選手だった。五輪では金メダルを期待したい」と語った。