福岡県筑紫野市の九州産業大付属九州産業高の美術部員が描いた「合格祈願大絵馬」が、同市のJR二日市駅に登場した。
駅からの依頼で制作が始まり、約40年続く恒例行事。今年は横4.46メートル、縦2.23メートルの巨大絵馬1枚と、横1.35メートル、縦0.9メートルの絵馬5枚を約1か月かけて仕上げた。アクリル絵の具を使い、来年の干支(えと)・辰(たつ)にちなんで竜を描き、「合格祈願」などの文字を添えた。
絵馬6枚のうち、巨大絵馬など4枚は12月22日までに業者が改札口付近や待合室に設置。残りの2枚は23日に部員が駅を訪れ、陸橋に飾られた前年のものと付け替えた。
2年の藤崎涼那部長(17)は「部員が協力して迫力のある竜を描くことができた。受験生はこの絵を見て、合格に向けて進んでいってほしい」と話した。