大川市を優雅に巡る体験型ツアーを開催 参加者を募集! 

 福岡県大川市と、古民家などを活用したまちづくりや観光振興に取り組む「つぎと九州」(福岡市)は、インバウンド(訪日外国人客)の増加と体験型ツアー人気の高まりを受け、約5万~6万円の日帰りツアーを企画し、参加者を募っている。関係者は「大川には料金に見合った観光資源がある」とアピールしている。


小保・榎津地区に残る古い町並み(つぎと九州提供)

 ツアーは2024年1月13、14日に実施。国指定重要文化財の筑後川昇開橋や、古い町並みが残る小保・榎津地区を英語と中国語が話せるガイドの案内で訪れる。大川組子の工房では、JR九州の観光列車「ななつ星in九州」の内装を手がけた職人の指導で組子のランプシェードの制作を体験する。完成品は桐(きり)箱に入れて持ち帰ることができる。


制作を体験できる組子のランプシェード(つぎと九州提供)


 夕食は、国指定重要文化財「旧吉原家住宅」にある蔵を会場にして提供。13日は地元の老舗料亭「三川屋」のウナギなどを使った和食、14日は東京の人気フレンチレストランのシェフによるコース料理を味わってもらう。


 ツアーは両日とも午後1時半~8時。代金は13日が税込み4万7000円、定員20人。14日は同5万5000円で定員10人。14日は食事だけの参加も可で、料金は同2万円。

 大川市は2023年5月、つぎと九州と歴史的資源を活用した観光まちづくりの推進に関する連携協定を結んだ。組子体験と蔵を使った食事は、今回のツアーのために特別に企画した。

 同社の担当者は「ランプシェードは購入すれば数万円する。食事は会場の趣向も含め、満足していただけるはず」と話す。市インテリア課は「従来の観光資源に大きな付加価値を加えてもらっている。国内外の人たちに大川の魅力を知ってもらいたい」と期待する。問い合わせは、つぎと九州(092ー292ー5441)へ。


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