北九州市立大が新学部を開設へ デジタル人材を育成

 北九州市立大は1月30日、デジタル人材を育成する新たな学部「情報イノベーション学部(仮称)」を2027年4月に開設する方針を明らかにした。同学部設置は今年度から文部科学省の支援事業の対象となっており、大学側は26年に同省へ開設の手続きを行う。

2027年4月の開設めざす

 同学部の定員は118人で、人工知能(AI)やロボット工学を学ぶ「情報エンジニアリング学科」と、再生可能エネルギーや環境政策を学ぶ「共創社会システム学科」(いずれも仮称)で構成する予定。他学科の一部再編などを行い、大学全体の定員は変えないという。


新学部設置に向け、要望書を読み上げる津田理事長(中央)

 北九州市内の企業と連携した教育を展開するため、同学部のキャンパスはIT企業が集まる小倉都心部の北九州モノレール沿線を想定している。

 この日、柳井雅人学長と津田純嗣理事長が市役所を訪れ、武内和久市長にキャンパス選定などに関して支援を求める要望書を手渡した。柳井学長は「小倉都心部での立地は、市の力添えなしには難しい。特段の配慮と支援を賜りたい」と求め、武内市長は「しっかりと精査し、対応したい」と述べた。


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