直方市の筑豊高校が2度目の日本一に 家庭科技術検定で

 直方市の福岡県立筑豊高校 生活デザイン科の3年生6人が、全国高校家庭科技術検定の4部門で全て1級に合格し、「四冠王」に輝いた。6人の「四冠王」輩出は全国最多で、2年ぶり2回目の日本一を達成。生徒たちは「努力が報われてうれしい」と喜んだ。

6人が「四冠王」

 技術検定は「食物調理」、洋服と和服それぞれの「被服製作」、「保育」の計4部門があり、いずれも公益財団法人「全国高校家庭科教育振興会」(東京)が主催。同会は合格者を顕彰しようと「四冠王」などに表彰状を贈っており、今年度は全国で33人が「四冠王」となった。

 同校で四冠を達成した6人は、2月29日に直方市役所を訪れ、大塚進弘市長に報告。「四冠王になりたくて入学したのでうれしい」「内容が難しくなったので達成感があった」などと語り、大塚市長も「よく頑張った。これから先の人生のハードルも乗り越えて行ってほしい」とエールを送った。

 同校の「四冠王」は2021年度が全国1位の11人、22年度が同2位の9人。松井優子教諭は「(実技の練習などを)遅い時間まで頑張る先輩の姿を後輩も見てきているので、良き伝統として引き継いでいきたい」と力を込めた。


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