九大とNHKが協定 災害情報発信や学生団体との連携で

 九州大(福岡市西区)とNHK福岡放送局は3月26日、研究や取材といった双方の活動を通じて、社会課題解決や地域活性化につなげることを目的にした包括連携協定を結んだ。


協定を締結した石橋学長(左)と竹添局長

 両者はこれまでも、九州北部豪雨災害などで連携。NHKの取材映像を九州大の研究室が分析し、被害のメカニズムを共同研究するなどしてきた。今回の協定では、防災・減災に関する情報発信や、障害者支援に取り組む同大の学生団体との連携などを想定。学内では、NHK職員を講師としたメディア講座などの開催も検討するという。

 協定締結式でNHK福岡放送局の竹添賢一局長は、「それぞれの得意分野を持ち寄り、社会により貢献していきたい」と述べ、九州大の石橋達朗学長は「大学の知的資産を適切な形で社会に発信することで、学術研究の社会的意義を多くの人と共有していきたい」と話した。


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