「チャリチャリ」が久留米市でもスタート 全国5か所目

 福岡県久留米市で4月1日から、スマートフォンのアプリを使い、自転車を共同利用するシェアサイクルサービス「Charichari(チャリチャリ)」が始まった。福岡市の運営会社「チャリチャリ」によると、これまで同市や東京などで運用しており、久留米市が全国5か所目となる。


シェアサイクルをPRする家本社長(左)と原口市長

市中心部に150台

 利用エリアは市中心部で、通常の自転車120台と電動アシスト付き自転車30台の計150台を用意。赤い車体が特徴で、専用の駐輪場(ポート)をJR久留米駅や西鉄久留米駅、久留米大病院のほか、同社のオフィシャルパートナーの筑邦銀行など計17か所に設けている。

 スマホで専用アプリをダウンロードし、支払い方法(クレジットカードなど)を登録。ポートで自転車の車体に付いているQRコードを読み取ると解錠される仕組みで、どのポートで返却してもよい。決済もスマホででき、料金は通常の自転車が1分7円、電動アシスト付き自転車が同17円。チャリチャリの導入で、市などが運営してきたレンタルサイクル事業「くるクル」は3月末で終了した。

 4月1日に市内の両替町公園で出発式があり、原口新五市長は「自転車で市内をゆっくり走りながら街を見てほしい。みんなで盛り上げていきたい」とあいさつ。チャリチャリの家本賢太郎社長は「健康や環境面も含め、久留米の街のさらなるアップグレードに寄与したい」と話した。


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