16世紀にポルトガルから伝わったとされる福岡県豊前市の伝統野菜「三毛門(みけかど)南瓜(かぼちゃ)」を原料にした焼酎「鎭盛(しげもり)」が6月11日から、市内のJR三毛門駅前にある販売所「三毛門南瓜の里」で限定販売される。
伝統野菜を原料にした「鎭盛」
三毛門南瓜は、カボチャでは国内最古の渡来種とされ、赤茶けた皮と菊の花に似た形が特徴。豊後(大分県)の戦国大名・大友宗麟の武将緒方鎭盛が三毛門地区にもたらしたとされる。
住民らでつくる保存会が地元で栽培を続けており、PRのために毎年、地元の酒造会社に委託して製造。今年は、昨年に収穫した約200キロ分を米こうじとともに仕込んだ。
11日に発売される「鎭盛」は、アルコール度数38度の1.8リットル入りが限定50本(税込み3800円)。25度の1.8リットル入りは限定100本(同2800円)、720ミリ・リットル入りは限定30本(同2300円)となっている。
保存会の猫田信広会長は「甘みもある、すっきりとした味わいに仕上がった。歴史に思いをはせながら味わってほしい」とPRしている。
販売所の営業は平日の午前9時半~正午。問い合わせは猫田会長(090-8831-4115)へ。