北九州市は、2023年度のふるさと納税寄付額が約22億8300万円に上り、過去最高となったと発表した。返礼品の数を1.5倍の約1300品に増やし、地元名産のコラボ返礼品を新たに開発するなど、充実させたことが好調の要因という。
2023年度で22億円
市によると、寄付額は初めて20億円を超えた22年度より約2億5500万円増え、寄付件数も約1万5000件増の12万987件となった。
23年度の主な取り組みとして、返礼品を提供する事業者数を約200から約250に増やし、企救焼の湯のみと小倉織のコースターのセットなど地元名産を組み合わせた返礼品を新たに開発した。
市内で昨年開催された将棋の竜王戦大盤解説会ツアーや釣りツアー体験プランなど、アフターコロナの旅行需要回復を踏まえて追加した旅行型や体験型の返礼品も好評だったという。
6月20日の定例記者会見で武内和久市長は「引き続き返礼品の拡充や磨き上げを行い、北九州市への関心を集めるシティープロモーションにつなげていきたい」と語った。