「こども誰でも通園制度」 北九州市が8月から試行的事業

 北九州市は、親の就労の有無にかかわらず保育施設を利用できる「こども誰でも通園制度」の試行的事業を8月から始める。7月1日から利用申し込みを受け付ける。

親の就労の有無は不問

 国が2026年度から同制度を本格実施するのに先立ち、一部の自治体で試行的事業が行われている。保育所などに通っていない6か月~3歳未満の子どもが対象で、親と子どもの住民票が同市にあることが条件。子ども1人あたり1時間300円で、月10時間まで利用できる。

 受け入れ期間は8月1日(一部施設は9月1日)~来年3月末で、各区の保育園や幼稚園、認定こども園の計14施設で実施。施設ごとに受け入れ可能な年齢や実施日などが異なる。複数施設での利用はできない。

申し込みは7月1~10日

 利用の申し込みは7月1~10日、各施設で直接受け付ける。申し込み期間外でも施設の空き状況に応じて受け付ける予定で、市こども施設企画課は「制度開始に向けて、どれくらいの利用ニーズや効果があるのか把握する機会にしたい」としている。

 問い合わせは同課(093-582-2550)へ。


advertisement

この記事をシェアする