北九州・折尾で「オリオンピック」開催 150人が楽しむ

 北九州市八幡西区のJR折尾駅周辺で9月15日、地元の大学生や商店主らが企画したイベント「オリオンピック」が開かれた。約150人が参加し、カヌーレースや一輪車で段ボールを運ぶゲームなどを楽しんだ。

学生と商店主らが企画

 折尾地区を盛り上げようと2016年に始まり、参加費や協賛金の一部は同地区を流れる堀川の浄化に充てられている。9回目となる今回は、九州共立大、産業医科大、北九州市立大、九州女子大の学生と地元商店主らが実行委員会をつくり、準備してきた。


堀川で懸命にカヌーをこぐ参加者ら

 カヌーレースは、かつて石炭輸送に使われた堀川の約90メートルを2人のリレーで往復。参加者は水しぶきを上げながら懸命にこいでタイムを競った。「くろダイヤ」と一文字ずつ書かれた段ボールを積んで一輪車で運ぶ「石炭運びレース」には武内和久市長も挑戦。段ボールを落として苦戦する姿に、歓声が上がった。

 折尾地区では区画整理事業が行われ、堀川沿いのレトロな雰囲気を残した飲食店街も店舗の解体が進む。初回から実行委員長を務める自営業春木聡さん(52)は「来年の今頃は、会場一帯がどうなっているか分からないが、記念すべき10周年なので盛大に開催したい」と話していた。


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