直木賞作家2人がトーク サザンクス筑後で11月23日に

 福岡県筑後市と同市立図書館は、市制施行70周年記念事業の一環として、同市のサザンクス筑後で11月23日午後2時から、直木賞作家の東山彰良さんと澤田瞳子さんによるトークショー「私をつくった本たち~あの時、この本との出会いで今がある~」を開く。入場無料で観覧希望者を募っている。

東山彰良さんと澤田瞳子さん

 東山さんは台湾出身で、福岡市に移住し、西南学院大大学院を修了した。2015年には「流」で第153回直木賞、18年には「僕が殺した人と僕を殺した人」で第69回読売文学賞に選ばれるなど多数の受賞歴がある。


2人の直木賞受賞作品を手に、観覧を呼び掛ける一ノ瀬館長


 澤田さんは京都府出身で時代・歴史小説を多数発表している。15年以降、「若冲」「落花」などが直木賞候補となり、「星落ちて、なお」で21年の第165回直木賞を受賞した。

観覧希望者を募集中

 東山さんは、同図書館主催の講演会に出演したことがある。澤田さんと親交があることから、今回のトークショーが実現したという。

 東山さんと澤田さんには、子どもの頃から現在までどのような本に出会い、どんな影響を受けたかについて語ってもらう予定で、一ノ瀬留美館長は「読書離れが顕著な時代に、読書の大切さや素晴らしさを再認識できる機会にしてほしい」と願っている。

 当日は、2人への質問コーナーや、サイン会、本の販売もある。観覧申し込みと問い合わせは、同図書館(0942-51-7200)へ。


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