筑紫野市が1月から「みまもりあいステッカー」を導入へ
福岡県筑紫野市は2025年1月から、認知症などで行方不明になる恐れがある高齢者らの衣服や持ち物に付けることで、発見した人が行方を捜している家族と直接連絡を取ることができる「みまもりあいステッカー」(縦2.3センチ、横4.3センチ)を導入する。
行方不明の高齢者らを早期に発見
フリーダイヤルの番号と固有のIDが記載されており、つえやかばんなどの持ち物に貼ったり、衣類に縫い付けたりする。様子が不自然な高齢者などに気付いた人がフリーダイヤルに電話し、音声案内に沿ってIDを入力すると、家族に転送される。所在や様子を直接伝えたり、迎えに来てもらったりできる。
市では23年6月、事前に氏名や特徴などを登録しておく制度を始め、46人(12月4日時点)が利用している。1月から登録者1人につき48枚のステッカーを無償で交付する。市が把握し、対応したケースだけで年間数件の行方不明事案があり、担当者は「事前登録を増やし、早期発見につなげていきたい」としている。