「水巻町オランダイルミネーション」が、JR水巻駅の駅前広場で始まった。福岡県水巻町はオランダとの交流の歴史があることから初めて開催。チューリップの花などが輝き、冬の夜空を彩っている。2025年2月14日まで。
同町には第2次世界大戦中に亡くなったオランダ兵捕虜を慰霊する「十字架の塔」があり、遺族が町を訪れ、町とオランダの中学生が相互にホームステイするなど、長年にわたって交流が続いてきた。
しかし、中学生の交流事業が2019年で終了して以降、友好の意識が薄れつつあり、文化的・歴史的な財産として受け継いでいこうと、町や町商工会などでつくる実行委員会がイベントを企画した。
町内では初めての大規模なイルミネーションイベントで、270本の赤いチューリップの花、高さ約5メートルのクリスマスツリーなどに施された約1万3000個の発光ダイオード(LED)が光を放っている。
12月6日の点灯式で美浦喜明町長は「駅を中心に明るく安全安心な町に発展していける」と期待していた。