福岡県筑後市は、洋酒バーを経営していた同市出身の藤吉正彦さん(2023年に76歳で死去)が生前、「ふるさとのために役立ててほしい」と託した寄付金を活用して高規格救急車を購入した。市消防本部に配備し、「藤吉」の名字の一部と、治療を終え「無事」に帰るという願いを込め、「ぶじ号」と名付けた。 藤吉さんは、福岡市で長年、バーを経営。約20年前に体調を崩した際、救急車で病院に搬送された。大手術の末に回復し、仕事に復帰したという。 亡くなる数年前から筑後市に頻繁に戻るようになり、2022年11月には同市に3000万円を寄付。その際、「自分は救急車で運んでもらって助けられた。一人でも多くの命を救ってほしい」と、西田正治市長に救急車を購入するよう願いを伝えたという。 電動ストレッチャーなどを装備し、走行中の...


