本物シミュレーターでテイクオフ! スターフライヤーが機長の疑似体験プランを販売
スターフライヤー(北九州市)は、パイロットの訓練で使用するシミュレーターで操縦の疑似体験ができるプランを販売します。3月の3日間限定で、料金は1人10万~11万円(税込み)です。新型コロナウイルスによる旅客減で、同社は苦戦を強いられており、機長の気分を満喫できる"空の旅"を新たな収益につなげる考えです。
本物の制服を着て気分は機長
体験プラン「FFS Dream Flight」で使用するのは、スターフライヤーが国内外の路線で使用している機材「エアバスA320」のシミュレーターです。
操縦に合わせて本体も動き、臨場感や緊張感を味わえます。本物の制服を着用してコックピットに座り、フライト前後には同社のパイロットや客室乗務員とのブリーフィング(打ち合わせ)も行うなど、本番さながらの雰囲気を体感できます。
3月の3日間で計6人を募集
スターフライヤーは北九州空港近くのトレーニングセンターにシミュレーター1台を置いています。新型コロナの影響で使用頻度が減っていることもあり、有効活用を図ることにしました。プランの継続も検討しています。
操縦の疑似体験は3月21、26、28日に実施し、それぞれ午前と午後に各1人の計6人を募集します。シミュレーションは1時間程度を予定。3月7日まで応募を受け付け、希望者が多い場合は抽選となります。
プランの詳細確認、申し込みはスターフライヤーのウェブサイトから。同社は「体験は本格的な内容になりますが、スタッフがすべてサポートするので安心です」と参加を呼びかけています。