旅の思い出が半年後に届く 博多のホテルが始めた「みらいポスト」
福岡市博多区にある三井ガーデンホテルの「福岡祇園」と「福岡中洲」で、宿泊客が投函したはがきを半年後に届けるサービス「みらいポスト」を行っています。旅の思い出が時間を経てよみがえる粋な計らいが、訪れた人たちを喜ばせています。
貴重な旅を記憶に刻む
サービスは、両ホテル独自の取り組みです。コロナ禍で思うように旅行が楽しめない中、せっかくの旅の記憶を思い返してほしいとの願いから始めたそうです。
希望者はホテルでもらえるはがきに自由にメッセージを記入。ロビーに置かれたポストに投函すれば、指定した場所におよそ半年後に届きます。はがきはオリジナルのデザインで、それぞれのホテルのロビーが絵画風のタッチで描かれています。
"サプライズ"になれば
1月11日のサービス開始以降、想定を上回る反響があり、はがきの増刷が必要になるほどだといいます。普段は手紙を書く機会の少ない若いカップルや受験を控えた生徒ら幅広い世代に利用されているとのことです。
三井ガーデンホテル福岡祇園の担当者は「みらいポストが旅を思い出す"サプライズ"になれば。届いたはがきを持ってホテルをまた訪れてほしい」と話しています。