ミクスタ熱狂! ギラヴァンツ北九州が4年ぶりにJ2の舞台へ

 サッカーJ3のギラヴァンツ北九州は24日、北九州市小倉北区のミクニワールドスタジアム北九州でカマタマーレ讃岐を4-0で退け、4年ぶりのJ2昇格を決めました。

J2昇格に歓喜のサポーター

 ギラヴァンツは前半にFW町野修斗選手のゴールで先制すると、後半にはFW池元友樹選手がPKを決め待望の追加点。池元に代わって途中出場したFW北川柊斗選手がだめ押しの2得点を奪ってJ2行きの切符をつかみ取りました。


手作りのボードを掲げるサポーター

 この日のスタジアムは朝からの雨がやみ、晴天が広がりました。11月下旬とは思えない陽気となり、サポーターもギラヴァンツの勝利を信じて声援を送りました。試合終了のホイッスルが吹かれると、昇格の喜びに涙を流すサポーターもおり、約8000人が入ったスタジアムは祝福ムードに包まれました。


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苦しい時期を乗り越えて…

 ギラヴァンツ北九州は2016年、ミクニワールドスタジアムのオープンを翌年に控えたシーズンでまさかの最下位となり、J3に降格しました。J3に舞台を移した2017年は9位、2018年は最下位に沈みました。迎えた2019年は小林伸二監督が就任。チームはハードワークを持ち味に、シーズン序盤から好調を持続しました。


胴上げされる小林監督

指揮官「ほっとしている」

 小林監督は就任1年目でチームを昇格に導きました。試合後の記者会見で「まさかこんなに早く結果が出ると思っていなかった。降格したクラブの難しい状況で、たくさん信用してもらい、応援してもらった。正直ほっとしている」と安堵の表情を見せました。白星を重ね、周囲の期待が膨らんでいく中、指揮官は「きついシーズンだった。逃げ道がなくて大変で。失敗したらどうなるんだろう、絶対に結果を出さないといけないと思っていた」と重圧と戦った日々を明かしました。

 小林監督は試合後に選手たちから胴上げされ、サポーターとも喜びを分かち合いました。「こういう景色をたくさんつくれればいい」と喜びを口にし、会見場を出る際には報道陣からも拍手が起こりました。


試合後の会見で質問に答える小林監督


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池元はサポーターに感謝

 PKで貴重な追加点を決めたFW池元選手は「多くのサポーターがいるホームで決められたことは素直に嬉しい。(最下位となった)昨年の苦しい時期も支えてくれ、大きな力をくれている。最高のサポーター」と、力強いサポーターの支援への感謝を語りました。


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