直方市の中学生が考案 「九州道ですか?あられ」販売中!
記事 INDEX
- 「九州はひとつ」第2弾
- 176件のアイデアから
- 九州の良さを知って!
福岡県直方市内の中学校4校の生徒が「九州道(どう)ですか?あられ」を考案し、地元の菓子メーカー「もち吉」やNEXCO西日本と協力して商品化しました。九州地区の高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)計約50か所で、7月頃まで販売されています。
「九州はひとつ」第2弾
NEXCO西日本は、九州・山口各県と経済界で構成する九州地域戦略会議の理念「九州はひとつ」に賛同し、九州をPRする活動を行っています。
商品開発の取り組みは、直方市立植木中が「九州はひとつ」をテーマにしたオリジナル丼のメニュー化を提案したことからスタート。第1弾として2021年、「九州はひとつ 九州鯖(さば)っちゃおどんぶり」を古賀SAの下り線で期間限定販売しました。
今回は第2弾として、直方第一、第二、第三の3校も加え、市内すべての中学校が参加。地元の「もち吉」に協力を依頼し、2022年4月から開発を進めてきました。
176件のアイデアから
今回の商品は、各校の2年生に募ったアイデア176件の中から決まりました。完成した商品のパッケージには、高速道路と九州の地形がデザインされ、親しみやすいように「このあられ うまいばい」の文字をレイアウトしています。
「九州道ですか?あられ」は8袋入り、税込み864円で、ネーミングには、九州を一つにつなぐ高速道路が人々の役に立っていることを知ってほしいとの思いが込められています。小分けの袋では、九州7県のご当地ネタを紹介。こちらも各校の生徒から案を募って制作したそうです。
あられは九州しょうゆ味。さくっとした食感の中に、しょうゆの甘みとうまみを感じられます。有明ノリの風味がいいアクセントになり、口に運ぶ手が止まらなくなるおいしさです。
生徒たちの提案を形にした「もち吉」の担当者も「会社の外部と共同で一から商品開発するのは初めてでしたが、中学生ならではのアイデアのおかげでとてもよい商品になったと思います」と話しています。
九州の良さを知って!
2月8日には、古賀SAの上下線で4校の生徒がPR活動を行い、おそろいの法被姿で商品を紹介しました。各校の生徒によるポスターも貼り出され、SA利用者の興味を引いていました。売れ行きも好調で、用意した商品は予定より早く完売となりました。
商品名を考えた植木中2年の則松大道(たいどう)君は「たくさんの人が手に取ってくれ、やりがいを感じました。いろんな年代の人に食べてもらい、九州の良さを知ってくれるとうれしいです」と話していました。