「大牟田映画祭」を初開催 ロケがきっかけ「映画のまちに」

映画祭をPRする実行委のメンバーと瀬木監督(右端)

 映画「いのちスケッチ」(2019年公開)や「向田理髪店」(22年公開)のロケ地となった福岡県大牟田市で10月21日と11月4、5日、大牟田映画祭が開かれる。ロケに関わったメンバーらが、「大牟田を映画の街にしよう」と初めて企画。地元の児童・生徒が制作した短編映画も上映される。

関心の高まりを受け

 企画したのは「大牟田こども映画学校実行委員会」。ロケ地となったことで市民の間に映画制作への関心が高まり、今年5月に市の基金を活用して子ども向けの映画学校を開催した。

 実行委員長の吉田哲也さんは「ロケや学校の開催を通して、市民は映画制作の楽しさを実感したと思う。この文化を大牟田で絶やさないよう映画祭を企画した」と話す。今回、いのちスケッチの瀬木直貴監督をアドバイザーに招いたという。

児童・生徒の短編も


公式サイトのトップ画面


 映画祭は、21日のプレステージと11月4、5日のまちなかステージの2部構成。プレステージの上映は、▽向田理髪店(10時)▽映画学校で子どもたちが制作した短編作品(13時30分)▽いのちスケッチ(14時30分)▽ALiVEHOONアライブフーン(17時30分)。いのちスケッチに出演した佐藤寛太さん、ALiVEHOONアライブフーン出演の陣内孝則さんらの舞台あいさつもある。


 まちなかステージは、市中心部の旧大牟田商工会館を改装した施設「アウレア」をメーン会場に周辺の空き店舗も活用し、全国公募した短編映画を披露する。約10作品を上映予定で、来場者の投票で選ばれた上位3作品を表彰する。

 料金は、プレステージの映画が各1500円。まちなかステージは無料。チケットの購入や問い合わせは、吉田さん(090-4342-0328)へ。


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