親子3代で78年 3月末に閉館する中洲大洋が「さよなら興行」

映画の街の灯を守ってきた中洲大洋

 福岡市・中洲で唯一営業を続けている映画館「大洋映画劇場」が、建物の老朽化のため3月末で営業を終え、解体される。戦後の焼け野原からスタートして78年。親子3代で劇場を守ってきた社長の岡部章蔵さん(72)は「お客さんに元気づけられた日々だった」と話す。恩返しの思いを込め、3月は過去に上映した人気作を集めた「さよなら興行」で幕を下ろす。

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