福岡が生んだ伝説の編曲家・大村雅朗さん FBSの特番が全国放送に

大村雅朗さん ⓒFBS

記事 INDEX

  • 6月28日にBS日テレで特番放送
  • ヒットを連発した足跡をたどる
  • 「全国放送を!」の声を受けて

 福岡県久留米市出身の松田聖子さんが歌った「SWEET MEMORIES」(1983年)など、1970~90年代の歌謡界を彩る楽曲を世に送り出し、1997年に46歳の若さで亡くなった作編曲家がいます。福岡市博多区出身の大村雅朗(まさあき)さん。没後20年をきっかけに功績が見直され、記念ライブが開かれたり、追悼本やCDが発売されたりしています。6月28日には足跡をたどる特別番組がBS日テレで放送されます。


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松田聖子さんらの1600曲を送り出す

 1978年に上京した大村さんは、亡くなるまでの約20年間で約1600曲を世に送り出しました。編曲を手がけたヒット曲に、八神純子さんの「みずいろの雨」(1978年)や渡辺美里さんの「My Revolution」(1986年)などがあります。「SWEET MEMORIES」では作曲も担当し、日本レコード大賞編曲賞を受賞しました。


大村雅朗さん ⓒFBS

 特別番組は、FBS福岡放送の開局50周年記念「風の譜(うた)~福岡が生んだ伝説の編曲家 大村雅朗~」で、昨年9月に福岡と佐賀のエリア限定で放送されました。大村さんの足跡を追う内容は反響を呼び、BS日テレで6月28日の午後6時30分~7時54分に放送されることが決まりました。


スタジオ収録で大村さんが手がけた曲を歌う八神さん(2019年5月16日、 東京都内で)=手塚昌人氏撮影

 特番では、大村さんと活動を長らくともにした作詞家の松本隆さんが大村さんの故郷を訪れたときの様子をはじめ、八神さんによる「みずいろの雨」の歌唱、八神さんと渡辺さんの対談、福岡市出身の財津和夫さんらゆかりの人たちへのインタビューなどを交え、大村さんの功績や人間性に迫っています。


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全国放送を求める声がSNSで広がる

 昨年9月の放送直後から、SNSでは「良質のドキュメンタリー」「出演者が豪華」などの声が上がり、「全国の視聴者のためにBS日テレで放送を」「みんなでFBSにお願いしましょう」といった書き込みが相次ぎました。松本さんも自身のフェイスブックで「福岡、佐賀限定なんですね、残念。松田聖子をぼくと一緒に創り上げた偉大なサウンドメーカーが全国区でないとは!」と訴えました。


大村さんの墓前で手を合わせる松本さん。墓参の様子は特番にも収録された(2019年3月27日、福岡市博多区で)=高梨忍撮影

 FBSにも要望や感想が寄せられ、放送エリア外の首都圏などからも含めて約50件にのぼったそうです。年明けからBS日テレと協議を始め、出演者の了解を取り付けるなどして、大村さんの命日前日の6月28日に放送することになりました。


対談に臨む八神さん(右)と渡辺さん(2019年5月16日、東京都内で)= 手塚昌人氏撮影


 制作に携わったFBSの高原慶典プロデューサーは「予想を超える反響の大きさに、大村さんのすごさを改めて感じた。よく知られた曲も多く流れるので、テレビの前で一緒に歌いながら見てほしい」と呼びかけます。BS日テレの山田和輝編成部長は「制作側の熱意が見る人に伝わり、内容に引き込まれて時間を忘れさせる番組。全国に届ける場を提供できて光栄に思うし、さらなる反響を期待したい」と話しています。


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