「リアル桃鉄」を福岡市で初開催! 地下鉄空港線・七隈線で

「リアル桃太郎電鉄(福岡市地下鉄編)」のPR画像(提供:福岡市交通局)

記事 INDEX

  • 昭和から令和まで
  • サイコロを振って
  • お得な乗車券で!

 人気鉄道ゲーム「桃太郎電鉄」(桃鉄)をリアルな鉄道で楽しむ催しが、12月21日から福岡市地下鉄で開催されます。2025年3月末までの期間限定。サイコロで出た目に従って実際に地下鉄で進み、降りた駅でクイズなどにも挑む企画で、市交通局の担当者は「冬休みから春休みにかけて多くの方に楽しんでほしい」と呼びかけています。

昭和から令和まで

 桃鉄は、1988年にテレビゲーム機向けに1作目が登場して以来、35年以上愛されているゲームシリーズ。プレーヤーは会社の「社長」になり、各地を巡りながら物件を買い集め、総資産ナンバーワンを目指します。


「リアル桃太郎電鉄(福岡市地下鉄編)」のチラシ


 そのリアル版は、2013年に長崎県でスタートし、東京都や広島県などでも開かれました。今回は10回目で、福岡市では初開催。市交通局とクイズ制作会社「THE QUIZ TEAM」(福岡市)などが連携して企画しました。


チラシの裏面


 今回のテーマは「子どもたちに、もっと街を好きになってもらう!」とのこと。ご当地クイズなどを含めてゲームを楽しみ、街に親しみを感じてもらう内容です。


 同社によると、リアル桃鉄は福岡県内では1~2月に北九州市で初開催され、計5日間で約4000人が楽しみました。今回は3か月を超える長期開催で、主催者側は1万人の参加を期待しています。


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サイコロを振って

 ゲームは市地下鉄の博多駅をスタート・ゴール地点に、空港線(全13駅)と七隈線(博多―七隈間)の計24駅で実施。空港線の博多―姪浜―福岡空港―博多、七隈線の博多―七隈―博多の全46マスを進みます。


イベントの路線マップ(空港線)(特設サイトより)


イベントの路線マップ(七隈線)(特設サイトより)


 参加するには、当日に専用アプリをダウンロード(無料)し、1日あたり2000円(税込み)の参加費を支払います。別途、乗車券も必要です。


 博多駅(空港線)の改札前(博多口)で、アプリのGPS機能を使ってチェックインし、ゲームを開始。アプリ内でサイコロを振り、出た目の数だけ進んだ駅でいったん下車します。

 駅ごとに▽ポイント(単位・万円)が増える▽ポイントが減る▽高額ポイントが当たる宝くじに挑める――などのイベントが設定されています。ゲームを有利に進められる「カード」がもらえる場合もあります。


クイズや指令は特設サイトで紹介している


 また、クイズや「ミッション(指令)」に挑んだり、「エンジェル」による質問に答えたりすることでも、ポイントを得られます。ミッションでは、駅そばにある施設への立ち寄りなどが求められ、地上の景色も含めてまち歩きが楽しめます。


 ゴール到着時間などに応じた加算もあり、獲得した総ポイント数で月ごとにランキングが決まります。ランキングの上位10人には、市地下鉄のグッズ(非売品)や市内で使える食事券などの賞品が贈られるとのことです。


成績が決まる仕組みも特設サイトに掲載


お得な乗車券で!


 期間中は、空港線を中心に、イベントのオリジナルヘッドマークを付けた特別列車(2編成)が走ります。


ヘッドマークのイメージ。博多織(左)と名産品をデザインした2パターンがある(提供:福岡市交通局)

 市地下鉄のホームページでは、1日乗り放題となるお得な乗車券を案内しています。1日乗車券(大人640円・小学生320円)をはじめ、大人2人と小学生以下が人数制限なしで使える「ファミちかきっぷ」(1000円)、小学生が土・日曜と祝日、冬・春休みに利用できる「小学生100円パス」などがあります。


お得な切符は市地下鉄のホームページで紹介


 ルールなどの詳細は、特設サイトに掲載されています。


「駅員さんに聞かない」などの注意事項も特設サイトに掲載


 期間中は何度でも参加できます(参加費などは日ごとに必要)。市交通局の担当者は「ゲームをきっかけに、降りたことのない駅から地上に出て、街を知って楽しんでもらえたらうれしい」と話しています。


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