【動物愛護週間】福岡市内の長寿犬猫を表彰 飼い主が語った長寿の秘訣とは?
記事 INDEX
- 福岡市内の697匹が受賞
- 最高齢犬は人間なら113歳
- 市役所で9月26日までパネル展
福岡市と福岡市獣医師会は9月24日、福岡市内の長寿の犬と猫、その飼い主を表彰しました。福岡市役所では26日まで、動物愛護週間(9月20~26日)のパネル展が開かれています。
福岡市内の697匹が受賞
動物愛護週間の啓発活動の一環で、今年は15歳以上の計697匹が受賞しました。
福岡市によると、市内にはペットの犬と猫が推計で各10万匹以上いるそうです。人間と同じようにペットの寿命も延び、高齢化が進んでいます。
犬の部では、市内最高齢のビート(ビーグルの雄、20歳)が市長賞を受けました。ビートは人間の年齢に換算すると113歳で、飼い主の家族を代表して表彰式に出席した鳥家ありささんは「ご飯も食べて、今も元気です。外を少し散歩することもあるし、家族はいっぱい話してコミュニケーションを取るようにしています」と長寿の秘訣を語りました。
9月26日まで福岡市役所でパネル展
パネル展は福岡市役所1階の多目的スペースで開かれており、長寿を表彰された犬と猫の写真、動物愛護の現状や課題を紹介しています。
福岡市では昨年度、296匹の犬と猫が殺処分されました。市は殺処分ゼロに向けた取り組みを進めており、昨年度は飼い主探しに協力するペットサロンなどを「譲渡サポート店」に認定する制度を始めました。健康な犬と猫に関しては、犬は2015年度から、猫は昨年度に殺処分ゼロを達成しています。
福岡市獣医師会の東田周三会長は「近年は災害時のペットに関する課題が増えています。ペット不可の避難所が多く、飼い主は困難に直面することになります。ペットの避難についても議論が必要です」と訴えていました。