北九州・黒崎の商店街を見守り続ける青い目のライオン

 北九州市八幡西区にある黒崎商店街の一角で、青い目のライオンがじっとこちらを見つめている。高さは3メートルを優に超える。管理する不動産会社「エルザ」(北九州市小倉北区)によると、ビルがオープンした約30年前に設置した。



 アフリカの野生に返った実在のライオン・エルザが社名の由来で、これにちなみ、「黒崎名物にしたい」との思いも込めた。30分ごとに吠えて時刻を伝えていたが、周囲に増えたマンションの住民への配慮から咆哮(ほうこう)をやめ、静かに買い物客らを見守っている。
 


 駅前の商業施設の閉店が決まるなど、苦境が続く黒崎。ライオンのように、力強く生き続けてほしい。(写真:大野博昭、文:小山田昌人)

「撮るっちゃ!北九州」では、北九州地区にある珍しい景色、インスタ映えするスポットなどを紹介していきます。


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