JR九州が博多駅でサブスク 12月スタート

 JR九州は、通勤定期券を持っている乗客を対象に、博多駅ビルの飲食店などで使えるサブスクリプション(定額制)サービスを12月1日から始めると発表した。日常的に駅を利用している乗客に割安なサービスを提供することで、駅ビルに立ち寄ってもらい、消費を促すのが狙いだ。コロナ禍で落ち込んだ駅ビルの売り上げ増加につなげる。

居酒屋で飲み放題/駅弁にお茶

 来年4月末まで実証実験を行い、利用状況をみてサービスの継続やエリア拡大を検討する。定期券は、JR九州のICカード「SUGOCA(スゴカ)」限定で、利用データは今後のサービスに生かす。

 サブスクには、博多駅ビルに入る飲食店39店のほか、福岡市の吉塚駅と千早駅、駅周辺の飲食店などが参加する。

 博多駅と周辺では、月3000円を払えば飲み放題が何回でも利用できる居酒屋のほか、月300円で駅弁1個につきペットボトルのお茶1本が毎回付いてくるサービスもある。ホーム上のうどん店は、月500円で1日1個のトッピングが可能となる。月6000円でコーヒーを1日2杯持ち帰りできる店舗もある。

 このほか、JR九州が博多駅ビルで運営するコワーキングスペース(共有オフィス)の割引回数券も提供する。専用アプリをダウンロードして会員登録すれば、福岡中心部での自転車共有サービス「チャリチャリ」の90円クーポンを無料で10枚プレゼントする。


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