キャナル「イースト」5月閉館 複合ビルに建て替えへ

 福岡地所(福岡市)は3月24日、福岡市博多区の大型商業施設「キャナルシティ博多」の増床棟に当たる「イーストビル」(地上5階、地下1階建て)を5月で閉館し、再開発すると発表した。跡地はいったん広場として整備した後、将来的には商業施設や賃貸マンションを併設した複合ビルに建て替える計画だ。


「イーストビル」を解体後に設ける複合ビルの完成イメージ(画像はいずれも福岡地所提供)

 イーストビルで営業するカジュアル衣料品店「ユニクロ」やピザ店「シェーキーズ」など15店のテナントは閉店する。

 福岡地所は建て替えの理由を「総合的に判断した」と説明しており、再開発後の新ビルには、商業施設や高級賃貸住宅に加え、長期滞在者ら向けの「サービスアパートメント」を備えるとしている。ただ、着工と完成時期は未定で、解体後の2024年夏から着工までの間は、イベントやスポーツができる広場として開放する方針だ。


「イーストビル」跡で暫定的にオープンする広場のイメージ

 キャナルシティは1996年に開業し、イーストビルは2011年にオープンした。訪日客に人気だが、近年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けていた。


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