「うなぎうどん」いかが?久留米商高生と九産大生が開発

 福岡県・筑後地方のご当地グルメ「筑後うどん」を多くの人に食べてもらおうと、久留米市立久留米商高の生徒と九州産業大の学生が、筑後うどんとウナギを組み合わせた新メニュー「うなぎうどん」を開発した。筑後うどん振興会の加盟店や、加盟店の一つ「一吉うどん」(佐賀県みやき町)のベトナム・ホーチミン市の店舗で6月から提供する予定。

6月から提供 ベトナムでも


筑後うどんにウナギのかば焼きをのせた「うなぎうどん」


 筑後うどんは、地元産の小麦などを使い、軟らかな食感ともちもちとした粘りのある麺が特長。筑後地方などのうどん店が2004年に「筑後うどん振興会」を結成し、消費拡大やブランド化に取り組んでいる。

 新メニューの開発は、九産大のベトナム人留学生らの協力で、19年に一吉うどんのホーチミン店向けのメニューを考えたのが始まり。振興会と久留米商高も参加し、これまでに「本格中華唐辛子しびれうどん」など3品を開発した。

 第4弾となる今回は、同大3年の武田大和さんが「うどんにウナギのかば焼きをのせたらおいしいのでは」と発案。同高の生徒たちと話し合い、筑後地方の特産でベトナムでもよく食べられるウナギを食材に使うことにした。試作を重ね、ウナギのうまみと甘くこくのあるタレがだしに染み出し、もちもちとした麺に絡む一品が完成した。

 2月22日に同高で最終報告会があり、生徒や学生らが開発の経緯などを発表。その後、同市の「徳兵衛うどん上津店」でうなぎうどんを試食した。武田さんは「筑後うどんを代表するメニューになればうれしい」と話している。


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