新型コロナ禍で国際クルーズ船の受け入れを見合わせていた福岡市の博多港に3月30日、国際クルーズ船が約3年2か月ぶりに寄港した。イギリスの会社が運航する客船「ボレアリス」(6万1849総トン、乗客約820人)で、市内は多くの外国人観光客でにぎわった。
同船は世界一周ツアー中で、中近東や東南アジアを経由し、30日朝に博多港に着岸。乗客たちは大型バスやタクシーに乗り、市内外へ観光に出かけた。ニュージーランド人の旅行客(75)は「博多人形の絵付け体験が興味深かった。満開の桜も見ることができて、とてもラッキーだった」と笑顔で船に乗り込んだ。
市港湾企画課によると、博多港では5月3日までに7隻の国際クルーズ船の寄港が予定されている。