7月14日から福岡市で開催される世界水泳選手権の表彰式で、メダルを運ぶボランティアが着用する衣装が公開された。市内のファッション専門学校3校の学生がデザインを考案した。
専門学校生が考案、3デザイン
衣装は、各学校で選ばれた9種類のデザインから大会組織委員会が審査。三つのデザインが採用され、5月25日に市役所でお披露目式が開かれた。
競泳、飛び込みの表彰式の衣装は、香蘭ファッションデザイン専門学校(福岡市中央区)を卒業した平田沙奈さんが在学中に手がけた。デザインは、水中に差し込む光を鮮やかなグラデーションで描写。人の動きに合わせて揺れる曲線の多いデザインで、水のイメージを表現した。
平田さんは「選手たちの活躍に少しでも花を添えることができればうれしい」と話していた。
他の衣装も、青や白を基調とした鮮やかな色合いで、夏に開催される世界水泳らしく、水や涼しさを感じさせるさわやかなデザインとなっている。表彰式では、専門学校の学生が衣装を着てメダルを運ぶという。