福岡市は7月から、宅配代行サービスを手がける「ウーバーイーツジャパン」(東京)と連携し、日々の買い物が困難な高齢者らを支援する取り組みを始める。
同社の宅配代行サービスは、スマートフォンのアプリで飲食店に料理を注文すると、配達員が自宅に届ける。市内ではスーパーやドラッグストアなど約160店舗とも連携し、食料品や日用品を宅配するサービスも展開している。
モニター募集、使い方講座も
高齢や障害、介護などを理由に買い物に困っている人らを対象にモニターを募集。買い物の現状や課題に関するアンケートに答えると最大6000円の割引が適用される。スマホの操作に不慣れな人を対象にした「使い方講座」も市民センターなどで順次実施する。
高島宗一郎市長は6月30日の定例記者会見で、「買い物のために運転免許の返納をためらう高齢者、子育てや介護で買い物が難しい人たちにオンラインでの買い物という選択肢を持ってもらうきっかけにしたい」と述べた。