ふくおかFGがアプリ刷新 銀行取引をスマホで完結へ

 ふくおかフィナンシャルグループ(FG)は、傘下の福岡、熊本、十八親和の3銀行で個人向けスマートフォン用アプリを刷新すると発表した。福岡銀で7月26日にスタートし、熊本銀と十八親和銀は秋頃の予定だ。取引できる機能を順次追加し、将来的に全取引をスマホで完結できるようにする。新アプリの導入に合わせ支店業務の効率化も図る。


福岡銀行の新アプリのイメージ(同行提供)


 現在のアプリは来年3月にサービスを終了する。利用者は新アプリに切り替える必要がある。


 新アプリは操作性を重視してデザインを一新。導入時は残高照会や振り込みなど基本的な機能で始める。機能を徐々に拡大し、キャッシュカードや通帳の紛失届の提出や氏名変更など現在は窓口でしかできない手続きもアプリ上で行えるようにする。

 ネット取引の拡大で銀行の来店客数は大幅に減少している。福岡銀は新アプリの導入に合わせ、9月に福岡県内の2店舗で、遠隔の担当者がモニターを通して接客する「リモート窓口」を設置する新形態店舗の試行を始める。アプリ機能の充実を図りながら支店運営の効率化を進める。


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