全国初!西日本シティ銀行がグッズ販売を開始 人気キャラ「ワンク」の文房具
西日本シティ銀行が、全国の銀行で初めてグッズの販売を6月に始めました。同行のキャラクターをデザインした鉛筆などを商品化し、福岡市・天神のソラリアプラザ地下2階に入る雑貨店「九州ヴォイス」の店頭に並んでいます。金融が本業の銀行ですが、「お金を貸して金利で稼ぐ」というイメージは少しずつ変わろうとしています。
ブランド価値の向上を期待!
銀行は法律によって、原則として銀行業以外の事業が制限されています。このため、物販を手がける銀行はこれまでありませんでした。
ただ、西日本シティ銀行では、犬のキャラクター「ワンク」の人気が高く、市販化を希望する声もあったことから、「グッズ販売ができないだろうか」と企画が持ち上がりました。監督官庁の金融庁と約2年半の意見交換も行い、グッズ販売は銀行のブランド価値向上やサービスの認知度アップにつながるとの観点から、銀行業務の一環として参入することを決めました。
商品は鉛筆(3本で374円)、マスキングテープ(715円)、メモ帳(308円)など。プレゼント用などとして、2200円のセットが人気とのことです。インターネットでも販売しており、売り上げは予想を上回っているといいます。
銀行では、太陽光発電などの電力事業や、支店駐車場にコインランドリーや貸倉庫を誘致するなど、これまでにない事業領域の拡大が全国的に広がりつつあります。これまでの殻を破る西日本シティの取り組みにも全国の銀行が関心を寄せており、問い合わせも相次いでいるそうです。