福岡商工会議所は、自動車のご当地ナンバー「博多」の導入を推進するよう求める要望書を福岡市に提出した。
ご当地ナンバーは、地域振興や観光振興につなげるため、2006年に導入された。18年からは地域の観光資源や風景を描いた「地方版図柄入りナンバープレート」の交付も始まっている。
郷土愛、観光誘客や経済振興へ
要望書では「博多」について、「祭り、文化、食べ物や出身地として広く使われている」とし、「博多ナンバーの車やバスが全国を走ることで、市民の郷土愛が育まれ、観光誘客や経済振興に寄与する」と説明している。
川原正孝副会頭が8月25日、市役所を訪問し、要望書を中村英一副市長に手渡した。川原副会頭は「福岡市をもっと魅力ある街にするため、地域の歴史・文化を見直していく必要がある。歴史ある『博多』は県外の人にも通用するとても魅力的な言葉だ」と述べた。中村副市長は「いろいろな声を聞き、関係機関と相談しながら検討していきたい」と語った。