北九州市門司区の関門海峡ミュージアムが開館20周年を迎え、12月16日、同館で記念式典が行われた。関係者約40人が出席し、節目を祝った。
2003年にオープンした同館は、関門海峡の歴史や文化などを発信する門司港レトロ地区の中核施設として福岡県と同市が共同で建設。「関門海峡をまるごと楽しむ体験型博物館」を基本理念とする展示やゲームなどがあり、これまでに約880万人(11月末現在)が来館した。
式典では服部誠太郎知事が「関門海峡の歴史と迫力ある景観、食の魅力を大いに発信し、さらに多くの人が来て楽しんでもらえるように努めたい」とあいさつ。同区と山口県下関市の小学生がそれぞれの地元を取材して作成した外国人向けの観光ガイドマップや、海洋ごみなどを使って「20」の数字を表したアート作品が披露された。
ガイドマップの作成に携わった北九州市立大里柳小6年の男子児童は「これまで知らなかった地域の良さが知れて面白かった。ぜひガイドマップを見て観光に来てほしい」と話していた。