福岡市がプラスチックごみを分別回収へ 2026年度にも

2023.12.19

 福岡市は12月18日、燃えるごみとして回収しているプラスチックごみの分別回収を2026年度にも開始すると明らかにした。市内全域で行い、プラスチックのリサイクルを進めていく。同日の市議会生活環境委員会で報告した。

 市によると、22年度に家庭から出た可燃ごみ約26万トンのうち、2割に当たる約5万1000トンがプラスチック類だった。

 市は昨年5月から市内9か所でプラスチック製品の回収を実施し、ハンガーや収納ケースなど約12.4トンを回収。このうち7割がプラスチック原料にリサイクルされた。

 また、今年6~9月に、西区の一部地域で弁当がらなどの「プラスチック製容器包装」を含むプラスチックごみの戸別回収を行ったところ、焼却処理と比べて約5割の二酸化炭素削減が確認されたという。

 市は「プラスチックごみの分別回収により、リサイクルや二酸化炭素の削減効果が確認された。導入に向け周知を図っていく」としている。


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