朝倉市新庁舎が2025年11月に完成へ 老朽化で建て替え

 福岡県朝倉市議会は1月16日、臨時会を開き、新庁舎の工事請負契約議案を可決した。完成は2025年11月、業務開始は26年1月を予定している。


新庁舎完成予想図(朝倉市提供)

 1973年に完成した現庁舎は老朽化が進み、耐震性の不足が問題となっていたため、市が建て替えを計画。当初の予定では2019年度の完成を見込んでいたが、17年に起きた九州北部豪雨などの影響で計画を一時凍結していた。

 建設予定地は現庁舎の南西約1キロの市有地で、周辺には市総合市民センター(ピーポート甘木)などがある。2023年12月に行われた入札では、前田建設工業(東京)などの共同企業体が落札した。請負契約額は57億7500万円。

 計画では、約8000平方メートルの敷地に、本庁舎棟(6階建て、延べ床面積約9100平方メートル)、附属棟(2階建て、約560平方メートル)の2棟を建設。同センター側に通じる屋根付き連絡通路も設ける。現庁舎の跡地利用については、今後検討を進める。


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