福岡県うきは市を拠点にするラグビーチーム「ルリーロ福岡」と筑後市は1月18日、ラグビーの普及とスポーツを通じた地域活性化に向けて連携協定を結んだ。
ルリーロは2022年に設立され、現在48人の選手がいる。国内トップリーグで活躍していたコカ・コーラレッドスパークスや宗像サニックスブルースの元選手も多数所属しており、1月下旬にも国内最高峰のリーグワン3部リーグへの参入が決まる見通し。
協定では、市民との交流やチームによる地域貢献活動、子育て支援・青少年育成、相互の情報発信などで連携していくとした。ルリーロはこれまで、うきは市、朝倉市、大刀洗町、大川市と同様の協定を結んでいる。
筑後市役所で行われた締結式で、西田正治市長は「チームはめざましい活躍をしている。自治体との連携も活発で、地域活動にも熱心に取り組んでいる。スクラムを組んで、住みたくなる環境づくりを進めたい」と述べた。2月以降、保育園でラグビーの体験会を開いたり、選手が薦める本を図書館で紹介したりするという。
ルリーロは、筑後地域を中心に多くのイベントや祭りに参加してきた。運営会社の島川大輝代表取締役は「上のリーグを目指し、筑後市で働きながらプレーを続けている選手もいる。みんなで地域を盛り上げていきたい」と力を込めた。