遠賀川に新たな橋を架けて福岡県の遠賀町と水巻町、中間市を結ぶ県道の整備促進を目指す地元期成会が設立された。
県によると、新たな県道は遠賀町老良から水巻町を経て中間市岩瀬西町までの約3.1キロで、国道3号の遠賀川橋と県道の中間大橋の間に新たな橋を設ける予定。総事業費は約100億円を見込み、2035年度の完成を目指す。
国道3号の混雑に加え、JR遠賀川駅(遠賀町)やJR東水巻駅(水巻町)周辺で区画整理や再開発が進んでいることなどから、2023年6月に事業着手が決まり、同12月に測量が始まった。
期成会は両町で構成し、遠賀町内で2月9日に開かれた設立総会には国、県の関係者も出席。会長に就任した遠賀町の古野修町長は「整備促進を強力にバックアップしたい」と述べた。今後、国の補助金確保に向けた要望活動などを行うという。