サッカーJ2・レノファ山口が、入場者数1万人を目指す3月3日のホーム開幕戦に向け、スタジアムでの観戦を呼びかけている。2月27日は選手2人が山口市役所で来庁者らにチラシを配った。当日は、レノファのOB選手によるトークショーや計1万個の餅まきなども企画されている。
レノファは、県内の自治体ごとに、PRや応援を担当する選手を決めている。27日は山口市担当のMF田中稔也選手(26)とFW末永透瑛(とうあ)選手(18)が、「ぜひスタジアムに来てください」「応援よろしくお願いします」などと呼びかけながらチラシを手渡し、サインや写真撮影にも気軽に応じていた。
ホーム開幕戦では、県民を対象に一部の席を3割引きにし、小学生から大学生までは無料で入場できる。入場ゲートでは、チームカラーであるオレンジ色の限定フラッグを1万枚配る。
Jリーグ参入10年目を記念したトークショーは、当日午前11時半からスタジアム外のイベント広場であり、2015年のリーグ最終戦でJ2昇格を決定付けるゴールを決めた平林輝良寛(きよひろ)さんらが当時を振り返る。
県内のコーヒー店9店が出店し、試合開始4時間前からコーヒーを楽しめるほか、1対1で行うストリートサッカーの体験会も行われる。ハーフタイムには、2023年現役を引退した大槻周平さんの引退セレモニーが予定されている。
田中選手は「たくさんの人が集まってくれると、士気が高まる」と話し、末永選手は「観客をわくわくさせられるサッカーをしたい」と意気込んだ。
ホーム開幕戦は3月3日午後1時から、維新みらいふスタジアム(山口市)でブラウブリッツ秋田と対戦する。