西九州新幹線の武雄温泉駅(佐賀県武雄市)以東の「未整備区間」を巡り、福岡県南部の七つの商工会議所が、県南部で九州新幹線とつなぐルートの実現に向けて期成会を設立することになり、3月13日、久留米市のホテルで設立総会が開かれた。
7商工会議所が連携
期成会は、久留米、大牟田、八女、柳川、大川、筑後、朝倉の7商議所の会頭でつくる。西九州新幹線の全線開通の見通しが立たない現状について、「九州全体の発展、経済効果にとって大きなマイナス」とし、佐賀空港(佐賀市)を経由して県南部に乗り入れるルートでの整備を国や県、JR九州などに働きかけていくという。
設立総会では、会長に本村康人・久留米商議所会頭、副会長に板床定男・大牟田商議所会頭と玉木康裕・筑後商議所会頭を選んだ。総会後の記者会見で、本村会長は「西九州新幹線が乗り入れれば、県南部に多大な経済効果をもたらす。千載一遇のチャンスで、ぜひ実現させたい」と述べた。