福岡県宗像市は5月10日、市内の保育所や幼稚園にいる子どもが体調を崩した時、仕事中の保護者に代わって迎えに行き、預かる「病児保育お迎えサービス」を始める。共働きやひとり親世帯の負担を軽減する狙いで、市によると、自治体が主体となって同様のサービスを導入するのは県内で初という。
看護師らが預かる
子どもが熱を出すなどして連絡を受けても、仕事中に迎えに行ったり、医療機関に連れていったりすることが難しいケースがある。
新たなサービスは、同市稲元の片山医院に併設された「病児保育室めばえ」に委託。保育所や幼稚園などから連絡を受けた保護者はめばえに伝え、めばえの看護師や保育士がタクシーで子どもを迎えに行く。片山医院で受診した後、保護者が迎えに来るまでめばえで預かる。
預かりの対象は生後6か月から未就学までの市民。利用料は1回1000円で、実費が必要な場合もある。事前登録が必要。問い合わせは、めばえ(0940-32-8782)へ。
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